円高の兆しを見た

2026.06.26

※誤解を招く箇所があったので加筆しています。
今朝のニュースで目に止まったものがありました。

それは、米防衛スタートアップのAnduril Industries(アンドゥリル・インダストリーズ)が、日産自動車の追浜工場の取得に向けて協議を行なっているという記事です。

この記事を読んで、ここ数年の世界秩序の揺らぎから新しいステージに動き出したように思いました。

その結果、日本がこの新たな役割を具体的に担い始める頃から構造的に円高に折り返すように思えたのです。しかも、急加速する可能性すらもあると考え至ったのです。

というのが、同社は日産が手放す追浜工場を軍事用ドローンの生産拠点とする意向を示している。とのことなんです。

日本国内で軍事用の製品を開発・製造することについては思うところがありますが、今回はその是非は一旦置いて話を進めていきますね。

どういうことか、頭の整理がてら書きますね。

① 同盟国でサプライチェーンを完結させたい(敵対国の部品を使いたくない)

② 壊れない精度の高い日本の技術力が改めて注目されている

③ 韓国や台湾は地政学的なリスクは高いが日本は島国のため、前者よりはリスクが低い

となると、日本に白羽の矢が立つ分野がとても多い気がするのです。
その流れでいくと

④ 日本への投資が盛んになる=円が買われる
実際にTSMCやマイクロン等の半導体系の対日投資は増えてる。
つまり、円を買って日本国内で設備投資をするということです。

⑤ 輸出が増える=円が買われる

⑥ 経常収支が改善する

よってこの構造転換により円高に向かう。というシナリオに考え至ったのです。

もちろん、その逆の約束させられている対米投資もあるのでどの程度の規模かにもよるのですが、額の規模で言えばインバンド収入などよりも大きくなるんじゃないかと想像します。

全く知らなかったのですが、アンドゥリルの創業者はVRヘッドセットの「Oculus」の開発者で、彼が自称「オタク」と言っているほど親日の人であることも理由の一つだとは思うのですが、この世界秩序の新たなステージとしてサプライチェーンを中国に頼らずに同盟国で完結させることを目的としていることが大きなポイントです。

つまり、信用できない国の半導体等を使わない(バックドア作られて傍受されたり悪用される危険性があるから)ということなんです。

この流れ、調べると結構前からで第一次トランプ政権時の脱中国サプライチェーン戦略から始まっていたのだと思います。

日本が信頼できる製造業を担えれば、他の分野も日本へと投資してくるなんてことも考えられます。

今回のケースのような軍事用途のものは国民感情的にも受け入れ難いとは思いますが、その他のフィジカルAIなどで期待される分野は多くあると思います。

だから、アメリカがこの円安を黙認している(トランプはドル安にしたがっているという矛盾がある)という意見には共感できるものがあります。

そうなるとですよ?

ちょっと気をつけなければならないことがあるんです。

それは、今の円安の状態で日本に投資する方が為替の差益も見込める大チャンスということになります。

そう思うと、どのあたりで対日投資が本格的に盛んになって為替のバランスが変わるのか。は、割と天井は近い気もしてくるのです。

とは言え、しばらくは円安が続くものと思います。

でも、投機的な動きが絡むと為替の優位性、日本企業の割安感、国策絡みという様々な要因から海外マネーが一気に入ってくることもあり得ると思うんです。

そうなると、急速に円高に転じるなんてこともあり得なくはないと思ったのです。

珈琲豆は安く買えるようになるかもですが、その前に色々と心配ごとが増えそうです。

小さなお店ですから、私がそのビジネスを展開できるとは思っていないのですが、日本の文化の輸出については個人的に手を貸したいと考えている分野があるんです。

それが「お茶」なんですが、世界で流行ってる「抹茶」の方ではないのです。

私は「揉み」つまりは煎茶やかぶせ茶、玉露にほうじ茶。そちらの方々の支援をしたいと考えています。

そうすると、この円安がとても追い風ではあるので、珈琲豆は高くなって辛いのですが、そちらの目線で見ていると好気と思えるんですよね。

来月、さっそく滋賀県のお茶屋さんに求婚しに行くのですが(何か手伝わせて!と言いに行く)、珈琲豆を外から買って円安を招いている身としては、それを相殺することもやっておきたいと少し責任を感じているのです。

つまり、真面目に日本の未来のためのことを考えているのですよ。

それと日本の得意についても改めて見返す良いタイミングであるようにも思います。

元々、IT業界にいたから思うことがあるのですが、よく日本が再び立ち上がるには「イノベーションを起こさなければ!」と言いますが、どのような分野のイノベーションを指すかにもよるのですが、私はアメリカのいわゆるGAFAMに対抗するようなことを目指さなくて良いと思っていました。

苦手なんですよ。日本人は空気を読みますから、奇抜なことを怒られながらもやり進めるといったことが。

外から入ってくるものはすんなり受け入れられるのに日本で似たようなアイデアがあっても法令などで進まないことがとても多く、なかなか広がりを見せないのです。

それよりかは、昔からの得意の必勝パターン。

人の信頼を勝ち取るような精巧で良いものを作る。

ここが日本の得意分野で底力だとも思うのです。

保守的だと揶揄され非難されてきましたが、おかげで産業が空洞化しきる前に気がつけたじゃないですか。

雇用が守られていたから、技術がまだ守られている分野もあるじゃないですか。

人口が減っていくから、AI推進もしやすいじゃないですか。

失われた30年ではなく、黙々と地道に守り続けてきた30年に変えられるんじゃないかと、最近思うのですよ。

変わらなくてよかった!万歳!って。

いい国だと思いますよ。日本。色々海外行ってますけど、改めてそう思えます。

ということで、真正面直視して真面目にやっていきましょうや。

最後は良い仕事が勝つと私は信じています。

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